取引手数料は?
FXで外貨投資を行うには、2種類の手数料がかかります。
・ 売買手数料
・ スプレッド(買値と売値の差)
の2つです。
また、これ以外に口座維持手数料がかかるFX会社もありますが、ほとんどは無料なので、あまり気にする必要はないかもしれません。この2つの手数料は以下のように決定されます。
売買手数料
FXの売買手数料は、「1単位(通常:1000もしくは10000通貨)=○◯◯円」という形で設定されています。例えば、1単位=100円のFX業者で、米ドル3単位(30000ドル)を取引したとすると、1単位:100円×3単位(30000ドル)=300円の売買手数料がかかるということです。
ただ、FX業者の中には、デイトレードに限り、買いと売りの往復の手数料がかかるところ、片道分を無料にしているところや、売買手数料そのものを無料にしているところもあります。売買手数料は、どのFX会社を選択するかということで、取引上とても重要です。各FX会社では、「最低取引単位」が設定されていて、1000通貨~10000通貨からしか取引ができないようになっています。当然、1000通貨の取引をするよりも、10000通貨の取引をした方が、動く金額は大きくなるため、FX初心者の方は、1000通貨から取引できるFX会社を利用する方が良いのかもしれません。
スプレッド
スプレッド(spread)とは、通貨を買うときの値段(Ask)と売るときの値段(Bid)の間に生じる差額のことです。これは外貨預金でも同じことなのですが、外貨取引をする場合、外貨を購入する場合のレート(例:1ドル=103.6円)、 外貨を売却する場合のレート(例:1ドル=103.5円)
と売買でレートが異なります。この2つのレートの差額を「スプレッド」と言います。FXでは売値のことをBid、買値のことをAskと言いますが、どちらも同じ数字ではありえません。BidとAskと聞いて、混乱しそうな場合は、“高い方の数字から低い方の数字を引いた差額がスプレッド”、と覚えておくと良いでしょう。このスプレッドについては、FX会社や取引通貨によって異なりますので、自分が取引する通貨で、スプレッドの費用を比較することが重要です。
売買手数料にしろ、スプレッドにしろ、これら手数料には十分気をつける必要があります。気を付けないと、損をする可能性が上がります。
例えば、「1単位=100円の売買手数料、スプレッド0.05円」というFX業者で、米ドル3単位(30000ドル)を取引したとすると、売買手数料 ⇒ 1単位:100円×3単位(30000ドル)=300円、スプレッド ⇒ 30000ドル×0.05円=1500円、合計手数料 ⇒ 売買手数料:300円+スプレッド:1500円=1800円という、合計1800円の手数料がかかることになります。そして、通貨を買ったときと同じ値段で売ってしまうと、買う時の合計手数料:1800円、売る時の合計手数料:1800円の合計3600円を損してしまうということです。為替差益(変動)による利益を目的にして短期売買をしていると、この点を忘れがちなので、FXの売買手数料には十分に気をつけることが必要です。
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